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本の感想

有望株の選び方

日経文庫の鈴木一之著「有望株の選び方」の感想

有望株の選び方という本を読んだ。なんか直接的でいやらしいですねえ。まあタイトルはともかくファンダメンタル分析についてまじめに書かれた本なのでそんなにがっついてるわけじゃいですよ。
こういう本に感想もへったくれもないんだけど、学んだことを忘れないようにまとめてみる。
株は下記の3種に分類される。
・景気循環株(シクリカル株)
・バリュー株
・成長株
シクリカル株は
・株式市場の天井や大底で真っ先に動き出す
・主要業種は化学、卸売、鉄鋼、非鉄
・シクリカルセクターの出荷数量に注目すべきだが、難しいので価格動向に注意すること
・価格は日経夕刊の海外商品先物・現物欄をチェック
バリュー株は
・PBRでバリュー(割安)かどうか判断
・PBR以外に負債/自己資本、有利子負債/自己資本をチェック
・株式市場が大きく値下がりした時が投資実行時期
・一世風靡したことがある企業が望ましい
成長株は
・とにかく発見するのが難しい。一生のうちに3-4個見つけられれば食うのに困らないらしい。
・高い業績の伸び、高い利益率、優秀な経営者等々が成長株の条件だけども、そんな条件が揃っていて割安なんて株が発見出来るのか??
結局、どうやらこの本は機関投資家向けの本だった気がする。
成長株の章で
「ピーター・リンチのファンドは当初資産規模が1800万ドルしかなかった為に、かなり短期間で売買を行った」
ってくだりを見つけた時は読むのをやめてそのままブックオフに売りつけようかと思った。
1800万ドル「しか」って・・・。1800万ドルあったら株式投資やらないし。

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